当サイトでは、利便性の向上と利用状況の解析、広告配信のためにCookieを使用しています。サイトを閲覧いただく際には、Cookieの使用に同意いただく必要があります。詳細はクッキーポリシーをご確認ください。
同意するLOCAL INFO
おすすめ情報
「飛騨の匠」はご存じですか?
古くから「匠の里」として栄え、現在でも建築業に従事する人の割合が高いといわれる飛騨。奈良時代以降、高い技能を持っていた飛騨の匠たちは都に派遣され、藤原京や平城京、平安京の建築にも携わったと伝えられています。万葉集や日本書紀、今昔物語、源氏物語などにも、飛騨の匠たちの真面目で一途な仕事ぶりや高い技術への賞賛が描かれているほどです。
写真は「雲(くも)」という飛騨の大工さんの紋章のようなもので、飛騨古川の町中に約170種あると言われています。
町のいたる所で素敵な匠の技に出会うことができます。
今に受け継がれる匠の技と心意気
飛騨の匠たちが磨いた技術は今に受け継がれ、その技はしっかりと守られています。その技を終結させて作られたのが「飛騨の匠文化館」。匠文化館は、地元の木材を使い、匠の技を受け継ぐ地元の大工さんによって建てられました。なんと釘を1本も使わずに作られています。
館内では、様々な種類の継ぎ手や組み木、そしてこの建物の建築に携わった大工さんの紋章「雲」が並んで施されるなど、飛騨の大工さんたちが守り継いできた匠の技を身近に感じることができます。
匠の技に挑戦できる体験コーナーも!
飛騨の匠の秘法として有名な「千鳥格子」は、角材の組み合わせに細工がある飛騨の伝統技術のひとつ。 升目を形作る木が、まるで織物の縦糸横糸のように互い違いに組み合わせられている手法です。
「飛騨の匠文化館」の体験コーナーでは、この千鳥格子をはじめ、各種の木組みパズルにも挑戦することができます。実際やってみるとなかなか難しく、中には長い時間をかけて挑戦している観光客も見られるほど。
展示物にも建物にも匠の技が生きています。
飛騨の木工職人が作った作品も販売しています。
飛騨が誇る技術を集めたこの「飛騨の匠文化館」。館内の展示物を見て、実際に匠の技を体感してから町並み散策へ出発すれば、新しい発見があるかもしれません。