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同意する飛騨の伝統神事、古川祭
■「古川祭 起し太鼓・屋台行事」 ユネスコ無形文化遺産登録決定!
2016年12月「山・鉾・屋台行事」としてユネスコの無形文化遺産に登録
古川祭は、気多若宮神社の例祭として毎年4月19日・20日に執り行われ、盛大に繰り広げられる時代絵巻として、神社本殿での神事および古式ゆかしい「御神興行列」に、動の「起し太鼓」と静の「屋台行列」を含めた三大行事で構成されています。その中でも「古川祭の起し太鼓・屋台行事」が2016年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。登録の対象は、全国各地で催される33件の「山・鉾・屋台行事」となります。
※ユネスコ無形文化遺産とは、2003年の第32回ユネスコ総会で採択された「無形文化遺産保護条例」に基づき指定された、世界的に価値の高い無形の文化財です。
※ユネスコ無形文化遺産とは、2003年の第32回ユネスコ総会で採択された「無形文化遺産保護条例」に基づき指定された、世界的に価値の高い無形の文化財です。
■櫓の上に立つ「太鼓打ち」の勇壮な姿は圧巻!
地元の人が語る見どころ
古川祭は先人より引き継がれてきた伝統文化として、地元の人々よって支えられ、今に伝 わっています。どんな準備をしてまつり当日を迎えるのか?地元の人がオススメするまつりの見どころはどこなのか?上台勇さんにお話を伺いました。
「随所に飛騨の匠の技が施された絢爛豪華な屋台の曳行、子供歌舞伎、からくり、御神輿行列など、古川祭は見どころがたくさんあるんですが、やはり何といっても『起し太鼓』でしょう」こう語る上台さんは、2012年に起し太鼓の総務局長を務めた方です。「古川の町を朱雀・青龍・玄武・白虎の4つの地区に分け、地区ごとに様々な仕事があるんです。起し太鼓は毎年3月第1日曜に『抽選祭』というものを行い、その年の起し太鼓の主事を決めます。そこから大規模な会合を頻繁に開いて、役割ごとに皆が動いていきます。櫓の上に乗って太鼓を打つ人は「太鼓打ち」と呼ばれ、起し太鼓の花形。一生に一度あるかないかの大変名誉ある役目なので、選ばれた若者は必死に役目を務めます」
「随所に飛騨の匠の技が施された絢爛豪華な屋台の曳行、子供歌舞伎、からくり、御神輿行列など、古川祭は見どころがたくさんあるんですが、やはり何といっても『起し太鼓』でしょう」こう語る上台さんは、2012年に起し太鼓の総務局長を務めた方です。「古川の町を朱雀・青龍・玄武・白虎の4つの地区に分け、地区ごとに様々な仕事があるんです。起し太鼓は毎年3月第1日曜に『抽選祭』というものを行い、その年の起し太鼓の主事を決めます。そこから大規模な会合を頻繁に開いて、役割ごとに皆が動いていきます。櫓の上に乗って太鼓を打つ人は「太鼓打ち」と呼ばれ、起し太鼓の花形。一生に一度あるかないかの大変名誉ある役目なので、選ばれた若者は必死に役目を務めます」
■熱気と迫力をぜひ見に来てほしい「打ち出し」
さあ!年に一度の瞬間が・・・!
「起し太鼓の中でも、ぜひ見てほしいのは『打ち出し』。安全運行を祈願しての出立祭で、厳粛な雰囲気と『いよいよ起し太鼓が動き出す』という男たちの高揚感で、熱気が最高潮に達します。まつり広場で見られるので、ぜひこの雰囲気を味わってみてください。あとは、町の辻々で繰り広げられる大太鼓と付け太鼓の競り合いですね。我れ先にと大太鼓に突っ込む町内各組の付け太鼓、それを防ごうとする大太鼓の護衛の攻防は深夜にまで及びます。激しい攻防ですので見学は自己責任で、ケガに注意してください」男性がクローズアップされる古川祭ですが、女性は子どもたちへのお菓子配りや救護などの仕事で参加し、家々でのおもてなしの準備に大忙しなんだとか。飛騨古川の老若男女すべてが協力し支える――これが古川祭なのです。