里山の過ごし方:古民家ステイ 古民家へ泊まる|飛騨市公式観光サイト「飛騨の旅」

この特集は2013年3月に公開された情報です。
2015年4月以降、オーナー変更に伴い、記事内容が現況と異なる場合があります。事前にご確認の上、ご利用ください。

飛騨古川観光

里山旅の体験者夫婦

旅のスタートは伝統ある城下町・飛騨古川の町から。四季折々に風情を変える小径は、旅情たっぷりの散策路。白壁土蔵街や、大きな鯉がゆったりと泳ぐ瀬戸川をはじめ、日本情緒あふるる散策を楽しめます。

飛騨古川の町のいいところは、観光地化されていなくて、人々の暮らしが息づいているところ。昔ながらの格子戸に花が一輪飾られていたり、落ち葉を掃き清めていたりと、静かで丁寧な暮らしを営む飛騨人の美意識が心に沁みこんでくるよう。

家屋・商家の軒下も要チェック。「雲(くも)」とよばれる軒下の小腕に施される装飾は、飛騨の匠の手によるもの。雲を見れば、どこの大工さんが建てたものなのかがわかるとか。

飛騨古川は歩いて楽しめる小さな町。主要な見どころをまわって3時間ほど。

レンタカーで国道41号、360号線を通り、30分ほどで種蔵へ。
「棚田と板倉の里 種蔵」の看板を目印に、単線の橋梁をくぐり、細い山道を登ります。

今宵の宿「種蔵」へ

「棚田と板倉の里 種蔵」の看板を目印に、国道からそれて山道をちょっと登ると、日本昔話のような風景が!手積みの石垣、稲が色づく棚田、麓に民家を有する山並み、点在する木造りの倉・・・目の前に広がるのは、思わず心が躍るような日本の原風景。興奮も冷めやらぬまま車のエンジンを切り、外を歩いて山を眺めながら深呼吸。

種蔵集落の景観になじむよう、古民家を移築して作られた一軒宿「種蔵」へ。古民家らしい渋い木の色と白い壁とのコントラストが美しい。2階建ての母屋の玄関をくぐり、チェックイン。屈託ない笑顔の女将さんが、2階の部屋へ案内してくれました。あたたかみのある木造りの部屋は、テレビや冷蔵庫といった、余計なものが一切なく、ここで1晩眠るだけで、都会の毒素が抜けそう。

囲炉裏端でほっこり

古民家らしい梁が堂々とはりめぐらされた吹き抜けは、見上げて思わず「オオー!」、2階から見下ろしても「オオー!」と声をあげてしまうような眺め。大きな空間に白い「花餅」が浮かび、飛騨ならではの独特な情緒が漂います。

この「花餅」は木に餅をさした、飛騨地方の正月装飾品。雪国の新年に花を飾りたいという想いから生まれたもので、高山では紅白混合の花餅が一般的だが、蚕糸に携わる人が多かった飛騨では白のみ。餅をカイコに見たてていて、白いカイコは良い糸を生むけれども、尿で赤く染まったカイコの糸は使い物にならないからだとか。

…などといった、飛騨トリビアを囲炉裏の前で話してくれるご主人。話しながら焼いているのはいったい何なのかを聞いてみると、土地の名産・エゴマ味噌をつけたじゃがいもとのこと。

飛騨の話に興味深々、気づけば田舎の親戚の家に来たようにくつろいでしまっていたのは、ご主人と女将さんの人柄のなせるワザ。

棚田の風景を散策

宿のまわりを散策。この辺りは「日本の原風景」ともいうべき農村景観を今に残す集落で、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれている美しい山里。春は空を映す水田と田植え、夏は青々と輝く棚田、秋には黄金に染まり収穫を待つ稲穂といったように、季節それぞれの風景が見られます。運がよければカモシカに会えることもあるそう。

棚田の中にポツポツと点在する板倉は、山に囲まれた土地にあっては、山火事で母屋にもしものことがあった時の備えとして、玄米・ヒエ・アワなどの食料や、作物の種を保管したもの。火が燃えうつることのないよう、母屋から離れて建てられており、山人の暮らしの知恵を感じさせられます。

農業作業中の集落の人々が「ごくろうさま!」と声をかけてくれることも。最上級のねぎらいの言葉であり、「よく来たね」という歓迎の言葉でもあるとのこと。心があたたまります。

地産地消 旬のめぐみをいただく

ニコニコしながら「山のものと畑のものと川のものしかありません(笑)」という女将さん。いえいえ、それが何より、ここにマグロを食べにきたわけじゃありません。

山で採れたしっかりとした山菜は絶品!気持ちの良い食べごたえの「こごみ」に「ぜんまい」、清涼感ある香りの「うど」。どれも都会では決して食べられない贅沢な味。「これは何?」と聞きながら食べるのがまた楽しいもの。囲炉裏で焼いていたじゃがいものエゴマ味噌あえも忘れられない美味しさです。

自慢の手打ちそばに使うそば粉は「つき屋」の水の力で3昼夜程度かけてつくられたもの。水の美味しさとあいまって「さすが!」の出来栄え。

女将さんとおばちゃんが、ひとつひとつ心をこめて作ってくれた、あったかい味を堪能する、幸せな夕食でした。

ひのき風呂でゆったり 古民家の夜

日が暮れてから灯りの灯る古民家を外から眺めてみるのもオツなもの。日本昔話のような光景で、絵本に出てきそう。

夜の散策のお楽しみは、何と言っても満天の星空。種蔵地区はわずか12戸のみが建つ小さな集落のため、余計な灯りに煩わされることなく星空を満喫できる環境。天の川や、流れ星が見えたという声も。

夏はホタルも見られるとご主人談。夏にも来てみたい気持ちが高まります。

1日のしめくくりは、木肌の触感が心地いい、ひのき風呂。たっぷりのお湯にゆったりと身を沈めて、命のお洗濯。湯上りは静かな部屋で、虫の声を子守唄に、おやすみなさい…。

朝の散歩と朝ごはん!

火にかけて香ばしくなった味噌をネギ・しいたけと一緒にいただく「朴葉味噌」は最高に美味しく、何杯でもごはんを食べてしまいそう。美味しい米と美味しい水で炊いたご飯は、当然のことながら最高に美味しいもので、おなかがいっぱいでも、おひつをカラにしてしまいそうな勢い。

ご飯のあと、場合によっては、ご主人が野菜の収穫体験に連れて行ってくれることも。自然のものなので、季節・旬とタイミングがあって獲れるものがある時に限られますが、ご厚意によるもので無料とのこと。

そば打ち体験もできるそうなので、お問い合わせを!

大満足でチェックアウト

とにかく癒されました!!都会にはないものばかりで、田舎の休日は最高です!!
今回とは違う季節にも来てみたいし、友人も連れてきたいし、両親も連れてきたい。
そんな風に「何度でも帰ってきたくなる宿」だと思います。

 
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