飛騨牛だけじゃない。飛騨市が「美食のまち」として評価された理由
2026/06/01

飛騨牛だけじゃない。飛騨市が「美食のまち」として評価された理由

岐阜県最北端に位置する飛騨市が、このたび「2026美食アワード」を受賞しました。

豊かな自然、清らかな水、寒暖差のある気候。その土地ならではの環境が、飛騨牛や米、鮎をはじめとする豊かな食材と、地域に根付く食文化を育んできました。

さらに飛騨市では、生産者や飲食店、市民が一体となり、郷土料理や食文化の継承、地域資源を活かした取り組みを続けています。

 

飛騨市が「美食のまち」として評価された理由を、食と風土の魅力とともにご紹介します。

山々と清流が育む、飛騨市の食

  • 古川町黒内にある朝霧の森
  • ウォーキングコースが整備されている
  • 天生(あもう)県立自然公園
  • 多彩な紅葉が辺りを包み込む

飛騨市は、市の面積のおよそ93%を森林が占める自然豊かな地域です。そのうち約7割が広葉樹林であり、この森が飛騨市のおいしさを支えています。

春から秋にかけて森に降り積もった落ち葉は、長い時間をかけて分解され、ミネラルを豊富に含んだ土壌を育みます。その土壌にしみ込んだ水は、やがて清らかな湧き水や川となり、田畑を潤します。

飛騨山脈から流れる豊かな水、昼夜の寒暖差が大きい気候、澄んだ空気――。こうした自然環境が、おいしい米や野菜を育て、鮎が泳ぐ清流を守り、飛騨ならではの発酵・保存食文化も支えてきました。

飛騨市の食は、豊かな森から始まっているのです。

 

≪おすすめコラム≫

数で知る飛騨市の暮らし

飛騨牛、米、鮎――飛騨市が誇る豊かな食材

  • 飛騨の自然が育てた極上の味
  • きれいな水と空気が、おいしさの秘訣
  • 清流が育てた、飛騨の鮎
  • 郷土料理とともに楽しみたい飛騨の地酒
  • 採りたての野菜が直売所で手に入る
  • みずみずしい甘さが広がる飛騨桃
  • 飛騨の秋を味わう飛騨りんご
  • プチプチ食感と香ばしい香りのえごま
  • 朴葉味噌はごはんや日本酒のお供に最高
  • 暮らしに寄り添ってきた、飛騨の薬草文化

飛騨市には、全国に誇る豊かな食材があります。

 

きめ細やかな霜降りと、とろけるような食感で知られる「飛騨牛」は、全国でも高い評価を受けるブランド和牛。飛騨地域の自然と、生産者の丁寧な飼育によって育まれています。

 

飛騨の清らかな水と寒暖差の大きい気候で育つ飛騨の米は、全国の食味コンクールでも高い評価を受けています。一粒一粒に甘みとうまみが詰まったごはんは、飛騨の食卓に欠かせない存在です。お米だけでなく、市内を流れる宮川や高原川では鮎漁も盛んです。清流で育った飛騨の鮎は香り高く、首都圏の料理人からも高く評価されています。

 

さらに、飛騨の清らかな水と良質な米は、日本酒づくりにも活かされています。飛騨市内には3つの酒蔵があり、寒冷な気候の中で丁寧に仕込まれる日本酒は、すっきりとした味わいから深いうまみのあるものまで個性豊か。地元の食材や郷土料理とも相性が良く、飛騨の食文化を語るうえで欠かせない存在です。

 

四季折々の食材を楽しめるのも、飛騨市の魅力のひとつ。春の山菜をはじめ、トマトやきゅうりなどの夏野菜、りんごや桃、秋のきのこ、白菜などの根菜類、そして冬の保存食まで。季節ごとに異なる味覚が、一年を通じて食卓を彩ります。

 

飛騨地域で昔から親しまれてきた「えごま」や、郷土料理の「朴葉味噌」「漬物ステーキ」「朴葉寿司」なども、飛騨ならではの味わいです。

 

また、飛騨市は「薬草の宝庫」としても知られ、245種類以上もの薬草が自生しています。昔から日々の暮らしの中に薬草を取り入れてきた文化が、今も地域に息づいています。

 

市内の飲食店では、こうした飛騨ならではの旬の食材や郷土料理を楽しむことができ、「その土地で味わうおいしさ」に出会えます。

 

≪おすすめコラム≫

飛騨育ちのおいしい食材

ひだのごっつぉを召しあがれ

飛騨ではしご酒

薬草の学び舎「ひだ森のめぐみ」

 

厳しい冬が育んだ、飛騨の「塩蔵文化」

  • 漬物ステーキ
  • 家庭やお店によって味わいが違う
  • 赤かぶの漬物
  • 味や種類がいくつもある
  • 雪深い飛騨の冬の大切な文化

雪深く、寒さの厳しい飛騨地域では、昔から長い冬を越すための知恵が受け継がれてきました。

そのひとつが、「塩蔵文化」です。

冬の間も食べ物に困らないよう、野菜を塩漬けにしたり、発酵させたりしながら保存する文化が飛騨には根付いています。

 

飛騨の赤かぶ漬けや白菜の漬物、発酵食品の「ねずし」などは、地域の気候や暮らしから生まれた郷土の味です。また、白菜の漬物を焼いて卵と一緒に味わう「漬物ステーキ」は、飛騨を代表する郷土料理として親しまれています。

 

こうした料理には、厳しい自然と向き合いながら暮らしてきた人々の知恵と工夫が詰まっています。

飛騨市の食文化はこの土地の歴史や暮らしそのものなのです。

 

 

≪こちらもあわせてチェックしてね!≫

漬け物ステーキが食べられるお店

食を通して、人と地域がつながる取り組み

  • 飛騨を味わう、まるごと食堂
  • 飛騨の「うまい」に出会える
  • 全国の薬草文化が飛騨市に集う
  • お互いさまが、まちを面白くする
  • 人と地域をつなぐ、ヒダスケ!
  • お互いさまが、まちを面白くする

飛騨市では、食を「食べるだけ」で終わらせず、人と地域をつなぐ取り組みにも力を入れています。

 

「飛騨市まるごと食堂」は、飛騨市内の飲食店が生産者とコラボし、期間限定のメニューを提供する食のイベントです。飛騨牛や旬の野菜、郷土料理など、飛騨市ならではの味を楽しめます。生産者、飲食店が一体となって、飛騨市の食の魅力を発信しています。

 

また、飛騨市で毎年開催される「全国薬草フェスティバル」には、全国から多くの人が訪れ、薬草文化や健康的な暮らしに触れています。

 

市民の健康づくりを目的とした減塩プロジェクトでは、「おいしく健康的に食べる」取り組みを地域全体で推進しています。

 

さらに、「ヒダスケ!」では、農作業や地域の営みに市内外の人が参加し、生産者や地域住民との交流が生まれています。これは、人手不足など地域の困りごとをきっかけに、訪れた人が地域の暮らしや仕事を体験できる取り組みで、お手伝いを通して地域とつながれる新しい交流の形として全国的にも注目されています。

 

 

こうした食を軸にした持続可能なまちづくりも、今回の「2026美食アワード」において、飛騨市が「美食のまち」として高く評価された理由のひとつです。

飛騨市で、「おいしい旅」を楽しみませんか

飛騨市では、自然や町並みを楽しみながら、その土地ならではの食に出会うことができます。

古川の白壁土蔵街を散策しながら地元グルメを味わったり、季節の食材を楽しめる飲食店を巡ったり、生産者の想いに触れたり――。

 

飛騨市の食には、この土地の自然、文化、人の営みが詰まっています。

ぜひ飛騨市で、ここにしかないおいしさを味わってみませんか。

 

飛騨市のおすすめグルメスポットや、イベント」の開催スケジュールは、飛騨市観光サイト「飛騨の旅」からチェックしてみてくださいね。

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