まるで昭和のテーマパーク!ガイドと行く神岡街歩き&食べ歩きツアー【後編】

まるで昭和のテーマパーク!ガイドと行く神岡街歩き&食べ歩きツアー【後編】

見どころ満載だった前編ですが、神岡のディープな魅力はまだまだ終わりません。後編ではさらに街の奥深くへと足を踏み入れ、華やかな歴史の面影を伝える「若松家(旧深山邸)」も見学させていただきます。
ガイドの堀辺さんと一緒に、昭和の面影が色濃く残る街並みへ繰り出しましょう!

「古田豆腐店」で小休憩。3種のお豆腐をいただき大満足!

  • 3種のお豆腐と調味料がテーブルに並ぶ
  • 昔から地元に愛されてきたお豆腐屋さん
  • おいしいお豆腐でエネルギーチャージ
  • 綺麗に整備されている牛ヶ口水屋
  • 300年間一度も断水せずに流れているのだそう
  • 神岡の名所「幸せの六叉路」
  • 桜の名所でもある山田川
  • 神岡祭のクライマックスを迎える大津神社

ちょっと歩き疲れてきたかも…という絶妙なタイミングで辿り着いたのは、2ヶ所目の食べ歩きスポット「古田豆腐店」です。
大豆の風味をいかしたお豆腐は、まずは「塩」でいただくのがお店のおすすめ。シンプルだからこそ豆腐本来の甘みが引き立ち、オリーブオイルを回しかければ、洋風の上品な味わいへと変化します。飛騨の郷土料理である「こもどうふ」と「ぎせい焼き」もおいしくいただき、お腹も心も大満足のエネルギーチャージができました。

 

吉田豆腐店のすぐ近くにあるのは、300年間ずっと水が流れ続けているという「牛ヶ口水屋」。湧水が豊富な神岡の街には他にも水屋があり、夏は冷たく冬は温かい生活用水として、今も住民に大切にされています。

 

神岡の名所「幸せの六叉路」や山田川、大津神社など、ガイドさんの解説を聞きながら歩くことで、何気なく通り過ぎていた街の風景が、キラキラと輝き始めます。

かつて遊郭だった「若松家(旧深山邸)」の中へ

  • ガイドさんの同行なしでは入れない若松家へ
  • 金品の受け渡しができない幅に設定されている格子
  • 当時の様子を紹介するパネルが設置されている
  • 近隣には料亭だった建物も

今度は北へ進み、かつて花街として賑わったエリアへ。明治末期頃までは一面の田園地帯だったこの場所は、神岡鉱山の急速な繁栄とともに、岐阜県内でも屈指の規模を誇る花街へと発展を遂げました。
その面影を今に伝えるのが、遊郭だった頃の建物がそのまま残る「若松家(旧深山邸)」です。ここは通常非公開ですが、街歩きガイドさんと一緒の時だけ特別に内部を見学することができます。

 

現在の建物は、昭和7年に起こった川西大火の翌年に再建されたもの。神岡鉱山の給料日には、そこで働く男性たちが一斉に花街へ詰めかけ、昭和20〜30年代に全盛期を迎えました。
館内は、顔見せの間や女郎部屋、帳場、隠し部屋など、遊郭ならではの造りとなっており、遊女が簡単には逃げられないよう設計された急な階段が、当時の歴史を物語ります。

 

若松家の周辺には、料亭や検番(けんばん/遊女の取締りをする場所)の跡地もあり、昭和の熱気と哀愁が交差するディープな空間が広がっています。

柳川水屋から月見橋、船津座へ

  • 大洞山を水源とする柳川水屋
  • 冷たいお水でリフレッシュ
  • 月見橋に残された柳の木
  • 船津座の場所に昔は大津神社があった
  • 茂利旅館の入口付近にも湧水がある
  • 鉱石コレクションを特別に見学

散策の途中で再び水屋を発見。大洞山の地下水脈から湧き出る「柳川水屋」の水は、神岡出身の高名なコラムニスト・荒垣秀雄氏が「世界中で一番うまい水」と絶賛したことでも有名で、壁にはその言葉が誇らしげに刻まれています。

 

そこから山田川に架かる月見橋へ。昭和の終わり頃の護岸工事により、両岸の並木が一時姿を消すなか、橋の袂にある一本の柳の木だけは奇跡的に残されました。この柳は、激動の神岡の移り変わりを静かに見守り続けてきた、特別な存在なのです。

 

続いて訪れた地域交流センター「船津座」の敷地には、明治28年の船津大火まで「大津神社」があったことを示す石碑が残されています。さらに街歩きを進める中で立ち寄ったのは「茂利旅館」。正面玄関を開けると、そこには神岡鉱山の坑道を模したミニチュアや、美しく輝く鉱石コレクションがズラリと並び、どこを歩いても鉱山の歴史が息づいていることを再確認させてくれます。

創業100年以上のスーパー「前田本店」の手作り総菜3種盛り!

  • 本日の手作り惣菜3種盛り
  • 地域に愛されるスーパーマーケット
  • 迷ったらスタッフさんにおススメを聞こう
  • 地物野菜や富山湾からの新鮮鮮魚などが並ぶ
  • 飛騨産の竹の子。大きさにびっくり!

3ヶ所目、最後の食べ歩きスポットは、地域に根ざし創業100年以上を誇るローカルスーパー「前田本店」です。店に一歩足を踏み入れれば、富山湾から毎日運ばれてくる新鮮な海の幸や地元の旬の野菜、そして愛情たっぷりの手作り惣菜が並び、地域の食卓を支え続けてきた活気にあふれています。

 

この日の食べ歩きのおすすめは、ホタルイカの煮付け、山菜の天ぷら、ぜんまいの煮物の3種盛り。これぞ飛騨神岡という、優しい味付けと季節の恵みが、たくさん歩いて心地よく疲れた体にじんわりと染み渡ります。

 

店内には、飛騨ならではの珍しい食材やワクワクする商品がたくさん揃っているので、一風変わった「神岡土産」を探すのにもおすすめのスポットです。

約2時間でぐるっと一周、神岡の街歩きは面白い!

  • 浅井銃砲火薬店の入口を見学
  • 突然現れる登録有形文化財
  • 探検している気分になる「かんむら横丁」
  • 円城寺へ続く参道
  • 火事から円城寺を守るために造られた土蔵群
  • 神岡の街の中心部を流れる高原川

ツアーの終盤、ガイドさんの「ここも入ってみましょう!」の一言で訪れたのは、一見すると普通の民家。しかし中へ入ると、吹き抜けの開放感と洋風の応接間に目を奪われます。実はここは、国の登録有形文化財にも指定されている「浅井銃砲火薬店」。隣接する土蔵にも貴重な品々が眠る、神岡の歴史の奥深さを象徴する建造物です。

 

そして、通って良いのか戸惑うほど狭い「かんむら横丁」を探検気分で通り抜け、円城寺へ。何度も街を襲った火災からお寺を守るために築かれたという、白壁の土蔵群を通り抜けると、目の前に雄大な高原川が姿を現します。
街をぐるっと一周した後に眺める川のせせらぎは、より一層美しく心に響くものでした。対岸に見えるスタート地点の神岡振興事務所まで戻れば、約2時間の街歩きが終了です!
数年前に別のガイドさんに案内していただいた時とは異なるルートで、歩くたびに新しい表情を見せてくれる神岡の魅力を再発見することができました。

 

「神岡街歩きガイド」のコースには、オプションとして今回のような食べ歩きを追加することが可能です。ご希望の方は、ツアーのお申し込み時にぜひお問い合わせください!
※店舗の営業日や季節などにより、食べ歩きの内容は変動いたします。ご了承ください。

 

↓神岡街歩きガイドの詳細、お申し込みはこちら
https://www.hida-kankou.jp/spot/300

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