|
冬も終盤に差し掛かると、だんだんと漬けものの種類が減り、毎日同じ漬けものの味にも飽きてくる。そんなとき、おいしく漬けものを食べられる知恵のひとつが「にたくもじ」である。「にたくもじ」は漬けものを煮たも...
|
|
飛騨では、多くの家庭で家や田畑のそばにナツメの木を植えている。秋になると収穫し、甘く煮て食べるのが一般的だ。それを「なつめの煮たやつ」と呼んでいる。実についた軸をひとつひとつ外し、砂糖をたっぷりと入れ...
|
![]() |
宮川町種蔵へ、在来種の種蔵紅かぶのことを聞きに行ってきた。飛騨紅かぶに比べて形は細長く、色は茎まで赤く鮮やかで、漬けると歯ごたえがあるのが特徴である。11月に収穫して浸けた長漬けは雪解けした今が食べご...
|
|
飛騨市河合町のあたりで「大根なます」と言えば、千切りにした大根や人参を白和えにするのが一般的。河合町上ケ島に住む坂口さんが教えてくれた昔ながらの作り方では、くるみを少し、加える。こうすることで、香り...
|
|
夏はホウレンソウ農家の弘さんは、冬になると仲間たちと一緒に鉄砲を持って山に入る。山之村の厳しい寒さもなんのその、猟に出かけることのできる冬が好きだと笑顔で語る。熊撃ちが本業だが、近年はイノシシの捕獲量...
|
![]() |
中畑さんは毎年、ご自分で育てて粉にしたタカキビ粉100%の団子を作り、ご近所に配る。もともとは初午という養蚕の豊作を願って団子を備える行事で、ほとんどの家でつくられていたもの。養蚕は廃れ、どこの家でも...
|
|
飛騨の冬の定番料理「漬物ステーキ」。白菜の漬物を卵でとじて焼く簡単な料理のはずが、作り方を聞いて挑戦したものの見事に失敗。ウェットな漬物卵炒めみたいなものができあがった。「やっぱり実際に作っているとこ...
|
![]() |
飛騨で「すし」といえば家庭料理の大根ずし(ねずし)。炊いたご飯と麹、大根と塩漬けした魚の切り身、人によって人参等を20日ばかり漬け込むと、味がこなれてよい酒の肴となる。ほかの地方では正月料理となって...
|