飛騨古川きつね火まつり2024

漆黒の闇の中、松明の灯りを揺らしながら数十人にも及ぶきつねの嫁入り行列が静かに進んでいく――。

飛騨古川に古くから伝わるおとぎ話が今に蘇る夜に、その1ページを切り取ったような幻想的な雰囲気に町中が包まれる、それが「きつね火まつり」です。きつね火まつりの行列は古川の町を厳かに通り、その後、まつり広場にて幻想的な結婚の儀が執り行われます。

行列を見た人には、五穀豊穣や家内安全、商売繁盛などの願いが叶えられるということもあり、毎年9月第4土曜日の祭り当日には沿道や広場には多くの人が集まります。

もともとは商工イベントとして行われ、後に御蔵稲荷神社の例祭と組み合わさって今の形となった「きつね火まつり」。

きつねの嫁入り行列の主役となる花嫁と花婿は全国に募集をかけ、その中から選ばれます。

きつねメイクや仮装をして、実際に祭りに参加することができるのも魅力的です。

また、行列に参加しなくても、観光案内所やまちなかの各所で、きつねメイクをすることができますよ。

この日は全員、「きつね」です。

地元の人も観光客も、みんなで不思議な夜のおまつりに参加して楽しみましょう。

今年はなんと！過去最多である17組の応募がありました！

その中から選ばれたのは、愛知県にお住まいの小栗さんご夫婦です。

飛騨市観光プロモーション大使のよさこい「半布里」（はぶり）元メンバーであるお二人。

半布里は「飛騨古川祭」をテーマに演舞され、「日本ど真ん中祭り」で日本一になりました。

お二人は夫婦でさらしを巻き、「とんぼ」も披露されました。

☆★小栗さんご夫婦からのメッセージ★☆

私たち夫婦にとって飛騨古川は思い入れの強い場所です。そのきっかけは、2022年よさこいダンスチーム「半布里」で、飛騨古川祭をテーマに名古屋で行われた「日本ど真ん中祭り」で頂点に立ったことです。

昨年、飛騨古川祭を生で見学しました。町の雰囲気、住人の皆さんの暖かさ、そして皆さんが古川祭を守るために尽力されている姿、全てが古川愛に溢れていました。

２０２３年１０月末に入籍をし、４月に古川でウェディングフォトを撮らせて頂きました。天候と桜にも恵まれ、側を通られる方にお祝いして頂きとても幸せでした。

いつも暖かかく迎えてくれる飛騨古川の皆さまへの感謝と、飛騨古川と巡り会えたご縁に感謝の気持ちを込めて応募させていただきました。

2024年9月28日（土・祝）のスケジュールです。

12:00　祝いの儀（ステージイベント）地元バンドなど　

　　　　場所：まつり広場

　　　  きつね火マルシェ＆メイク

13:30　御蔵稲荷神社例祭　場所：御蔵稲荷神社

15:00　お披露目人力車出発

15:10　花嫁花婿　写真撮影　場所：瀬戸川

18:00　嫁入り行列まつり広場より出発

19:50　嫁入り行列まつり広場に到着

20:00　結びの儀　場所：まつり広場