飛騨と越中は古来より繋がりの深い地域でした。戦国時代、北飛騨の領主・江馬氏は一時期、越中に進出していたという記録があります。関連して、富山県南部には中地山城など、江馬氏築城と伝わる山城が残りますが、実態は謎に包まれています。
そこで今回は、富山市と飛騨市の学芸員が、それぞれの地域の戦国時代の歴史を発表します。さらに討論の中で当時の飛越の繋がりを整理し、城館がどのような役割を果たしたか議論します。

 

開場:13時00分~
挨拶・趣旨説明:13時30分~13時40分

<講演1>越中の戦国時代と城館 13時40分~14時40分
講師:萩原 大輔(富山市郷土博物館 主査学芸員)

<講演2>飛騨の戦国時代と飛越の江馬氏関連の城館 14時40分~15時20分
講師:大下 永(飛騨市教育委員会 学芸員)

<対談>飛越の歴史と城から江馬氏の越中進出について考える 15時35分~16時25分
講師:萩原大輔・大下永 コーディネーター:三好清超(飛騨市教育委員会 学芸員)

参加特典

イベントに参加いただいた限定で、過去の歴史講座「天地を翔ける」の参加者に限定配布したPRマンガ&江馬氏城館跡調査成果資料集をプレゼントします!昨年参加できなかった方は入手のチャンスです!

※ 資料集の配布は参加者1名につき1部となります。あらかじめご了承ください。

 

『天地を翔ける―江馬氏城館跡のすべて―』(PRマンガ&歴史講座資料集)

武将・江馬輝盛を題材とした歴史マンガ「天地を翔ける」と歴史講座資料集を収録したA4サイズ、100頁以上の豪華版冊子です。

江馬氏歴史マンガ  

天地を翔ける(漫画:石田らいと シナリオ:帰家圭吾)

報告会資料集
  • 文献史料に見る江馬氏の歴史(大下永)
  • 発掘調査と整備工事―館の発見・調査・復元―(三好清超)
  • 出土遺物の分析―墨書かわらけを中心に―(石川蕗)
  • 名勝江馬氏館跡庭園―江馬氏の庭園文化と名勝の活用―(大下永)
  • 江馬氏の山城の分布と構造(三好清超)
  • 傘松城跡の発掘調査成果(石川蕗)
  • 江馬氏拠点の景観復原―下館・東町城・山寺跡を中心に―(大下永)他