2024年元日に発生した能登半島地震は、日本が誇る大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」にも大きな影響を与えました。
今回の企画展では、重力波望遠鏡KAGRAについて、能登半島地震からの復旧プロセス、観測再開に至るまでの科学者の努力や重力波観測の未来について紹介します。
参加は無料でしていただけますので、ぜひご来館ください。
企画展 展示構成
- 展示パネル5枚
- KAGRAの研究に使用されている重力波のノイズキャンセリング装置(ホワイトニングフィルタ)の展示と説明キャプション
企画展の内容
- KAGRAについて
KAGRAとはどんな研究施設なのか、重力や重力波について図を使って解説しています。 - 重力波観測のノイズについて
時空のさざなみをとらえる重力波観測には地面のゆれや温度による分子原子の振動、レーザー光によるノイズなど、さまざまなノイズがあります。それぞれのノイズについてとKAGRAが行っているそれぞれのノイズの対策について説明しています。 - 研究者へのインタビュー
KAGRAの研究者にKAGRAが受けた地震の被害や状況、復旧プロセス、今後の展望、神岡で研究を続けていく意義について取材をして、展示パネルにインタビュー形式で紹介しています。
「KAGRA」は岐阜県飛騨市神岡町にある東京大学宇宙線研究所の大型低温重力波望遠鏡です。
重力波望遠鏡では宇宙にあるブラックホールや中性子星の合体など大規模な天文現象から発生した重力波を観測して宇宙を研究しています。